2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「カラー版 近代化遺産を歩く」増田彰久 中公新書(2005.2.28読了)

美しい本。といっても、所詮新書の紙なので印刷の質はいまいちなのですが、増田さんの美しい写真と、日本の先達たちが近代へ至る途中に作り出した美しい「未来」の欠片が、みっしりと詰まった一冊。ダム。橋梁。煙突。新しく美しく輝かしい何かを作り出そう…

「TRUTH」演劇集団キャラメルボックス (サンシャイン劇場 2005.2.25)

たしかこの初演で岡田達也さん、なかなかいいかも、と見直した覚えがあるのですが、やはりハマリ役かも。細見さん、大内さん、と雰囲気のある役者+今回は上川さん、ショーマの川原さんと渋い布陣に言うことなし。ストーリーも(他の時代物に比べても)わざ…

「アパートの窓割ります」シベリア少女鉄道 (THEATER/ TOPS 2005.2.13)

シベリア少女鉄道vol.12〈死ぬまでにしたい 12個目のこと〉『アパートの窓割ります』 作・演出:土屋亮一 初シベ少。なるほどー。○○○○しい話ですねー。よくできてます。あるある、こういう展開!と大笑いさせて頂きました。私がこれこれこういう芝居が好き、…

「帝都復興せり! 『建築の東京』を歩く 1986〜1997」松葉一清 朝日文庫(2005.2.8読了)

asahi.comのコラムは読んでいたのですが、松葉一清さんって、建築がご専門の方だったのですか・・・。関東大震災後に自由な建築物が生まれた経緯が、なんとも面白いのです。そして、建築にこめられた主義主張の激しさに驚くばかり。しかし、現存する建築物が…

最近のうきゅうきゅ

本や雑誌で床が抜けるって・・・本当にあるんですね。 下の階の方がご無事でよかったです・・・ http://www.asahi.com/national/update/0207/016.html?2005

「すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた」ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著, 浅倉 久志 訳,ハヤカワ文庫 FT(2005.2.3読了)

ティプトリーのプラチナファンタジー。剣と魔法のファンタジーだったらどうしよう、と思っていたのですが、幻想文学系ですね。海にまつわる幻想譚。こんなにティプトリーって、風景描写が巧かったっけ?と思うことしばし。すっかりキンタナ・ローの海の虜に…

最近のごっくん

バイエルアスピリンは大きくて飲み込むのがたいへんです。 小さいのもあるのですが、5コも飲まなくてはいけません。 大きいの1コと、小さいの5コ・・・悩みマス(^^;

「あなたの人生の物語」テッド・チャン著,浅倉 久志 他訳 ハヤカワ文庫SF(2005.1.30 読了)

超人類、意識、言語、そして、神。ひさしぶりにガツンと来るSFを読みました。しかも、すべての短編がレベル高し。どちらかといえばガジェット好きな私が、こうくるかー、というセンスオブワンダーにタメイキ。表題作は、不思議な語り口の謎が明かされていく…