「帝都復興せり! 『建築の東京』を歩く 1986〜1997」松葉一清 朝日文庫(2005.2.8読了)

asahi.comのコラムは読んでいたのですが、松葉一清さんって、建築がご専門の方だったのですか・・・。関東大震災後に自由な建築物が生まれた経緯が、なんとも面白いのです。そして、建築にこめられた主義主張の激しさに驚くばかり。しかし、現存する建築物がいかに少ないか・・・。というか、この本が出版されてからも、じわじわと現在進行形で取り壊されているのですね。すぐそばをよく通っていたのに気づかなかった建築物の在りし日の写真を見るにつけ、悔しさが募るのです。
帝都復興せり!―「建築の東京」を歩く1986‐1997 (朝日文庫)