「さかなおとこ、ふねにのる」(通称)トリのマーク (2005.9.3 隅田川水上バス日の出桟橋→浅草行き/浅草→向島)

[水上アートバス]<さかなおとこ>船上パフォーマンス
東京の向島オリエンテーリング
さかなおとこさんの大ファンとしては、めっちゃ楽しかったパフォーマンスなんですが・・・たまたま乗り合わせてしまったお客さんたちは、隅田川の風景を堪能できたんでしょうか?!なんかかわいいんですよねえ。さかなおとこさんの手の表情。添乗員さんのあせりまくりな表情もめちゃ可愛い♪
オリエンテーリングは・・・迷子になりまくりで、トリの皆様にはご心配をおかけしてしまいました。向島の路地から路地を抜け・・オリエンテーリングそのものは楽しかったんですが。意外な街の表情が顔をのぞかせていたりして。次からは、せんせいに引率してもらったほうがよいかもー。

「スケッチブック・ボイジャー」演劇集団キャラメルボックス (2005.8.19 サンシャイン劇場)

アポロキャスト:のはら/坂口理恵,ダイゴ/岡田達也,ヤマアラシ中村恵子,ジャコウ/岡田さつき
前回の再演を見逃したことをずっと後悔していた作品。一言で言うと「敵は海賊ノーストリリア版」・・・って、本当に元ネタが「敵は海賊」と「ノーストリリア」なのです。対海賊課の設定も、羊飼いの青年がストルーン(という固有名詞は出てきませんが)のおかげで地球を・・・というストーリーも。コードウェイナー・スミスファンで神林長平ファンな私にはたまりません。しかも、ポスターが鶴田謙二と来た日には!同じラテル&アプロならぬダイゴ&アラシ海賊課コンビが出てくる「ブラック・フラッグ・ブルース」とセットで思い入れの強い作品。(でも、パンフに一言くらい、敵海と補完機構の紹介を入れて欲しいぞ!・・って見逃してる?!)

敵は海賊・海賊版 (ハヤカワ文庫 JA 178)
ノーストリリア―人類補完機構 (ハヤカワ文庫SF)

追記:「心からの願いの百貨店」(→図書館)もノーストリリアが元ネタですね・・・

「ザディグ・カメラ」(通称) トリのマーク(2005.7.30 ザ・スズナリ)

不思議なキャラクターが繰り広げる、ほっとする空間。ストーリーもオチもないけれど、かみあってるんだかかみあってないんだかわからない会話が好き。カメラオブスキュラの登場で滅びてしまったザディグカメラ。そういう歴史の隙間の存在がかぎりなくあったかく感じられる瞬間。原田さん演ずる謎めいた女性が印象的。

「トーキョーあたり」健康 (2005.8.13 本多劇場)

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
ナイロン未見で、健康を観てしまうというのもどうなのでしょう?「仮装敵国」のケラ作品を観て、あれれ?と思ったのですが、この作品を観て納得。たしかに、このはちゃめちゃさもケラさんなのですね。観るヒトを選ぶでしょうが、この徹底したハチャハチャさ加減に私は大爆笑。ここまでビッグネームになっておきながら、ここまでやるのは凄い!しかも、ビミョーな自虐センスとか、好きだなあ。ときどきボロっとキツいねたが入るのも○。「キレイ」の初演を観ておいてよかったー、とつくづく思ったりして。

「キスへのプレリュード」原田泰造・愛華みれ出演(ルテアトル銀座 2005.7.23)

メグライアンで映画になってたのですね。道理で聞き覚えが。オシャレ感が漂う演出。存在感のある役者。それなりによくできている脚本。なのに、見終わったときのビミョーな感覚はなんでしょう?どうもテンポとメリハリが、私とは合わないのかも。加藤健一事務所で、主演を加藤忍さんで観てみたい!と思ってしまいました。

「空想科学三人芝居 宇宙猿」(王子小劇場 2005.5.8)

演出・プロデュース:坂口修一×平林之秀×末満健一
脚本:西田シャトナー
物語としては、私がシャトナーさんに求める、宇宙観世界観を感じるSFチックなガジェットとストーリー。空間を操る役者の力量。
でも、シャトナーさんではない演出にしては、シャトナーさんぽさがビミョーに残る。そこが違和感かも。アフタートークによるシャトナーさんのダメだしに、笑わない末満さんが印象的。

「シャトナー研EX 辻つま山脈」(王子小劇場 2005.5.14)

構成・演出・出演:西田シャトナー
トリのマーク(通称)の山中正哉氏とシャトナーさんのツーショットを観られる日が来るとは!それだけで感涙。クールな山中氏VSシャトナーさんのシーンは、トリワールドそのもの。
くんじさんと首藤さんは楽しめましたけれど、それ以外の役者さんは、まだまだ修行が足りませんね。シャト研の試みは大好きですが、「いい役者」の差が歴然とするということもわかりました。