観劇

「ア・ラ・カルト 〜役者と音楽家のいるレストラン〜」青山円形劇場プロデュース(青山円形劇場 2004.12.18)

コレを観なくちゃクリスマスがやってこない素敵なお芝居「ア・ラ・カルト」。中西俊博さんのヴァイオリンが奏でる洒脱な音楽に乗せて繰り広げられる単品料理の数々に今年もうっとり舌鼓。どれもこれも、エスプリたっぷり濃ゆいお味にとろけそう。とっかえひ…

「SKIP」演劇集団キャラメルボックス(サンシャイン劇場 2004.12.12)

北村薫の原作をわりと忠実に再現。とはいえ、一人称の小説をキャラメル的に表現するのは、なかなか原作ファンにとってはつらいものがある。真理子役が坂口理恵さんじゃなかったら、見ることができなかったかもしれない。そのくらい、思い入れのある作品。冒…

「バース」転球劇場(東京芸術劇場小ホール 2004.11.27)

なんか仕事で落ち込んでいたのが、ばかばかしくなる芝居!最近、どんどん品位が落ちていっているのが気になりますが(笑)、もうなんだか脱力しまくり、これでこそ転球だわー、っと。たかりん(高木凛)さん、今回はめずらしく自信たっぷりな役柄♪独特な味わ…

「nu」 bird’s-eye view (シアターサンモール 2004.11.20)

ポスト・ポンキッキーズの大ファンとしては嬉しい。べりーぐらっちぇ!めるしーめるしー。スタイリッシュな舞台美術や衣装と、かみ合わない会話の妙。セカンドラインは、素直に笑えて楽しい。ここの女優陣はなんとも色気があり、うっとり。男優陣も格好よし…

「はにカムすまいる」Dotoo! (劇場MOMO 2004.11.13)

妖精の微笑む島、に集う人々のてんやわんや。とにかくストーリー展開の面白さとここまでやるかという役者陣、そしてかすかにしんみりさせるバランスの良さ。あいかわらずのセンスのよいコメディが嬉しい。 なんといっても平川さんのおにーちゃんがステキ。い…

保村大和ひとり芝居 「S・O・S・BOY 難船小僧」(下高井戸 不思議地底窟 青の奇跡 2004.10.30)

原作・夢野久作 構成・演出・出演 保村大和 夢野久作と保村さんという組み合わせに驚いたのですが、観てみるとしっくり。 Believeともカルメンともカスパーとも違う保村さんの世界。こういうものを作りたい方だったのですね。 シャトナー演出の流れを…

「SWAP 2004」プレイメイト (THEATER TOPS 2004.10.16)

巧い作品。人を好きになるということは、本当に難しい。だからこそ、好きになってしまうのかもしれないけれど。初演に較べ、京さんの役がいい人すぎ?もっと神経質できつそうなイメージだった気が。みやこちゃん、ぶっとびまくっていて、これはこれでいいか…

「キートン」 維新派 (大阪・ふれあい港館臨時第3駐車場 野外特設劇場 2004.10.11)

港南の近未来的風景の中に、モノクロームの活動写真の世界が立ち上がる。ヂャンヂャンオペラとバスターキートンのモチーフの組み合わせ。借景には、花火とレーザー光線、そして、ライトアップされた船。カタカタカタ。 2時間半は集中力が続かないので、ダイ…

「方々の庭」 (通称)トリのマーク (京都・西陣ファクトリーGarden 2004.10.11)

昔、織物工場だったという空間に、織機の部品が散りばめられたトリさんの不思議な世界が立ち上がる。 メビウスの輪っかの物語。のほほんとした会話と、謎の枯れ木の存在感。よくわからないけど、なんか楽しくて嬉しくなる、そんなお芝居。

「赤鬼」日本バージョン 野田秀樹作・演出 (シアターコクーン 2004.10.3)

ロンドンバージョン、タイバージョンに続く第3弾。日本版初演に較べ、妹とミズカネのイメージはかなり違うかも。段田ミズカネは偽悪者のイメージが強かったが、大倉ミズカネはもっとあけっぴろげ。初演はストーリー展開のショックが強かったのでインパクト…