シネマ歌舞伎「野田版 鼠小僧」

作・演出 野田秀樹
歌舞伎を映画化しようという試み第1弾。歌舞伎座の「野田版 鼠小僧」を見損ねていたので、いそいそと見に行ったのですが、2000円で大画面、アップで見れて嬉しいと思う半面、末席でもいいから生で見たかったと後悔したのも事実。
とにかく勘九郎さんのチャレンジ精神に大拍手。研辰の討たれのときもそう思いましたが、ここまで歌舞伎座でやってもいいんだ、という前例を着実に作って行く、そういう世代が歌舞伎を大衆のモノに戻してくれると信じてます、はい。
役者はさすが。上手い役者が楽しんでバカやっているのが嬉しい。花組芝居を見てるのかと錯覚させられそう。七之助君、きれいなのにコメディセンス最高!福助さん、花組座長の加納さんと、ぜひ対決して欲しい〜
しかし、納涼歌舞伎でクリスマスの話というのは凄い!救われない話なだけに、野田さんのメッセージについて考えさせられます。