「走れメルス 少女の唇からはダイナマイト」野田地図(シアターコクーン2005.01.05)

作・演出/野田秀樹
夢の遊眠社作品の再演。良くも悪くも遊眠社っぽい。言葉遊びの多さに展開の早さ。そうそう、このわけわからなさが、私のハマった野田ワールドよね、と納得。いくつものジグソーパズルのピースを投げ出して、それらが最後に絡まって行く面白さ。最近のわかりやすい野田芝居もよいけれど、”ムズカシイなんて言うとアタマワルソウ”な芝居もやっぱりよいものです。途中で、マザーグースだっけ?と必死で思い出そうとしてたのですけど、あれって元の歌はテントウムシですよね?
深津絵里ちゃん、華があってステキ。勘太郎クンは上手いけど、もっと色気が欲しい。やはり、ひびのこづえさんの衣裳は独特で印象的。