「上映会:大切なバカンス」アプリコットバス百貨展2(王子小劇場 2005.6.13)

※ 西田シャトナーさんによる生解説付き
ミラノさんの作った可憐で切ない世界。もう一度観る勇気と機会をくれた、企画に感謝。
観たら自分が壊れるんじゃないかと思っていたのですが、シャトナーさんの思い出話にしんみりしながら泣きながら観終えることができました。たぶん、ひとつ前進。本当にミラノさんはアコガレの女性でした。

「上映会:BELIEVE」アプリコットバス百貨展2(王子小劇場 2005.6.14)

※ 西田シャトナーさんによる生解説付き
大好きなBELIEVEの中でも、ピスタチオBELIEVE。あらためて見直すと、5人BELIEVEや一人BELIEVEとは、ニュアンスが違うところも多いのですね。シャトナーさんの細かい演出にただただ呆然。そこまで緻密に計算しているのかと、あらためて脱帽。

「タータン」つよしとひでき(trf)(麻雀倶楽部ZOO 2005.6.18)

作・演出 山中正哉(トリのマーク)
雀荘で繰り広げられる、不思議な二人の会話。ワニ、ワニ、ファーガソン
シュールな会話の不可思議さはトリの山中氏ならではだが、雀荘という位相のずれた空間でシュールさだけがモノやヒトに宿る。面白いけれど、謎だらけの時間。

「ゴクネコ」花組芝居(スペースゼロ 2005.6.18)

竜小太郎サマのお美しさと可憐さ、芸の見事さ。それをあますところなく、徹底的に盛り上げようという花組役者の底力。きちんと基本を押さえた役者が遊びまくるエンターテイメント。しかし、おひねりタイムには、ちょっとびっくり。違う文化がそこにあるー。

「相談に乗ってる場合か!?〜夢見る頃を過ぎても〜」(THEATERTOPS 2005.7.9)

脚本:中島淳彦 演出:井上思
役者のキャラの奇抜さ、伏線と展開。すごく面白いんだけど、ラストのあまりにもむりやりなハッピーエンドだけが、ねえ。
ダメダメな旦那役をやらせたら近江谷太郎さんの右にでるものはいないんじゃないか、と思う今日この頃。いつぞやの近藤さんを彷彿をさせる、井之上隆志さんの奇抜な衣装とダメ男っぷり、見事。でも、井之上さんのギター姿はかっこよすぎ。でもって、那須佐代子さん扮する木下さんLOVE♪

「ブラジャー」劇団桃唄309(吉祥寺シアター 2005.7.10)

なんというタイトル!!しかし、内容は、素直に、あ、こういう芝居好き、と思いました。いくつものエピソードと、なにかをはじめる話がうまーくうまーく絡み合ってくるその二重螺旋の構造。女性に産まれてよかったなーっとか、思ったりして。
それにしても、あの花は色っぽすぎてドキドキしちゃいますよ(^-^)>ワコール宣伝部サマ

「黒くやれ DO THE BLACK」東京ハートブレイカーズ(ザ・ポケット 2005.4.24)

演出:西田シャトナー 
脚本:piece.01「戦士と呪術師と片足の男」西田シャトナー
   piece.02「金物屋の生涯」赤堀雅秋
   piece.03「SUDDENLY 〜ある日突然に〜」吉村ゆう
出演:首藤健祐,平野くんじ,保村大和
個人的には、役者としてカッコいいこの3人の組み合わせ、というだけで嬉しかったのですが、内容的には思っていたよりもかなりハードで、良い意味での裏切り感いっぱい。
特に、久しぶりに観ることができたシャトナー脚本作品は、感じわる大陸系ブラックさたっぷりなんですが、せつなくて狂おしいロマンティシズムも織り交ぜ、描写の巧さといい、最後のオチといい、完成度の高さにうっとり。ラストの吉村さんの作品は、コメディ路線かと思いきや、ホロリと感じさせる展開で、3本立てとしての終わり方GOOD。
それにしても、噂のストーカーメール、次回は送付希望(笑)